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2008/12/20

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ブロガーが知っておくべき12の米国の法律

他人の国で暮らしていると、法律の仕組みがよくわからないので、しらずしらずに法律違反をやってしまっているのではないかと不安になることがあります。米国でブログは、日本ののどかな日記のようなブログと違い、はやくから政治性、経済性を帯びているので、法律に対する意識も高いようです。ブロガーが注意を払っておくべき法律情報をまとめた記事として、「Blog Law - 12 Important U.S. Laws Every Blogger Needs to Know」というものがあります。

詳細はこちらから。
Blog Law - 12 Important U.S. Laws Every Blogger Needs to Know
http://www.avivadirectory.com/blogger-law/

ここで取り上げられている12のトピックは以下のとおりで、それぞれについて関連する米国法と、トラブルを回避するためにしてはならないこと、守るべきこと、考えておくべきことをまとめています。(ここで提供されているのは、個別事例に法律の適応を判断する”法律相談”ではなく、あくまでブログを始める人の助けになるような”法律情報”の提供です。)

  1. 報酬を得て書いていることをあきらかにすべきか
  2. ディープリンクは合法か
  3. 画像、サムネールの合法的利用
  4. コンテンツの盗用を防止する法律
  5. ドメイン名の商標問題
  6. 読者の個人情報の取り扱い
  7. ユーザが作成したコンテンツを所有するのは誰か、削除できるのは誰か
  8. ブログコメントの監視義務と法的責任
  9. ブログに関する基礎的な税法問題
  10. 有限責任の法と法人化
  11. スパム法とどの未承諾メールが合法か
  12. ブロガーは報道守秘権法に守られるのか
例えば、この数年で個人によるブログが信用できる情報源として商品の売れ行きを左右するほどになってきている状況になっていますが、これに関しては、連邦取引委員会が、それぞれの記事が報酬を得て書かれているものなのかそうでないのかを峻別するよう、2006年12月に勧告を出しています。ただし、実際この勧告がどの程度厳しいもので罰則をともなうものになっていくのかは明確ではありません。”1.報酬を得て書いていることをあきらかにすべきか”では、このような状況を整理し、トラブルを回避するための方法として、

  • もし報酬を受けて情報を提供しているのであれば”客観的”で”バイアスのない”情報源であると言ってはいけないこと
  • 広告とそれ以外を明確に区別すること
  • リンクについては連邦取引委員会の勧告が言及していないようだが他の議論の動向に注意すること
をト示しています。

ここで触れられている12の項目のうち、”7.ユーザが作成したコンテンツを所有するのは誰か、削除できるのは誰か”、”10.有限責任の法と法人化”については、法律が整備されており対応がわかりやすいですが、それ以外のほとんどの項目については自明でない点が多く、ブロガー各々が注意深く判断していく必要があるようです。

あくまで米国の2007年当時の状況をまとめた記事なので注意する必要がありますが、日本の法律情報についてもこのように整理されていると日本のブロガーも活動がしやすくなるかもしれません。
 
*よくまとまった情報があれば教えてください。SNSについてはないのでしょうか。。
 

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