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2009/01/05

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今年もライブラリアンはベストキャリアの上位30にランクイン

今年もランクインしたようです。U.S.Newsが選ぶベスト・キャリヤのトップ30の2009年版に図書館員が。今年職業満足度の低さからランク落ちした教授職とは対照的に、満足度の高さをキープしてのランクインのようです。

詳細はこちらから。

Best Careers
http://www.usnews.com/sections/business/best-careers/index.html

このランキングは、平均給与、職業満足度、職業訓練難易度、評判、就職市場の5項目を点数化し、ランク付けしているものです。平均給与の多い順にトップ30の職業を並べ替えてみると、図書館員の平均給与は、5万1400ドルで、下から30職業中3番目の数値であるのがわかります。

The 30 Best Careers, 2009's grades on the selection criteria
Posted December 11, 2008


また、職業訓練難易度もBレベル、評判もBレベル、就職の難しさもBないしCレベルと低いスコアにとどまっています。一方職業満足度だけはAレベルになっており、米国の図書館員が自己満足に生きているのがよくわかります。

U.S.Newsの解説では、図書館員が以前のような本の虫としてのイメージは薄れ、ハイテクな情報検索職に変貌を遂げた職業として評価しており、また、

  • 人々の情報収集を助けるという考えが好き
  • 人々が物事に対する多角的な視点を得られるよう、客観的でいられる
  • 図書館員が人々にもっとも力を与える職業の1つであるという意識によりやる気を維持できる

という専門職としての適正に当てはまるのであれば、目指す価値のある職業であるとしています。

なるほど、米国の図書館員と話をしてても、給料は低くてもこの仕事が好きなのよ、と鼻歌を歌う人がよくいるので、けっこう的を得た解説である気がします。
 
実際、職人気質のいい仕事だと思います。もっと求人が増えるといいですね。
 
ランキング中気になるのが、ファンドレイザー(資金調達の専門職)です。米国の図書館ではファンドレイザーのポジションを設置していることが多く、彼ら・彼女らは寄付やグラントの獲得などを通じた資金調達において重要な役割を果たしていますが、トップ30の職業の中で唯一全ての項目においてAレベルとなっており、客観的にも主観的にもなかなかいい仕事と評価されていることがうかがえます。
 
参考
U.S.Newsの“Best Careers”2008年版にも図書館員が選ばれる(カレントアウェアネス-R)
http://current.ndl.go.jp/node/7166
 

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