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2009/01/22

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イリノイ州で一番古い公共図書館、ロックアイランド公共図書館:現地レポート

デンバーで開催されるALA冬季大会への道。今回はまだ見ぬシカゴをスルーして、イリノイ州で一番最初に開館した、ということになっている、ロックアイランド公共図書館を訪問しました。
 
詳細はこちらから。
 
Rock Island Public Library
http://ripl.lib.il.us/



ロックアイランドは、ミシシッピ川中流域の町。この地域には、ミシシッピ川をはさんで、南側にイリノイ州のロックアイランドとモリーン、北側にアイオア州のダベンポート、ベッテンドーフがあり、全体をクワッド・シティと呼んでいます。
 
寒い寒いこの季節、ミシシッピ川も厚い氷で閉ざされていました。
 
 

 

 
ロックアイランドは、1850年代に川向いで産業も文化も発展を遂げたダベンポートと競争するように、図書館作りの声があがり、その後紆余曲折を経て、1872年11月25日、イリノイ州で最初の公共図書館として”開館”しました。この時期イリノイ州全体で図書館設立が相次いで行われており、図書館の理事会を最初に設置したシカゴ、図書館を最初に”設立”したエルギンをはじめ、セントルイス、モリーン、オレゴンなどが、イリノイ州の法制度のもと、競って図書館設立を進めていました。その中で最初に開館にこぎつけたのがロックアイランド公共図書館でした。
 
1872年11月25日の開館とともに、うら若きエレン・ゲイルが図書館長のポジションにつきました。彼女は、その職を退く1937年まで実に64年間、開館時の資料構築、70年代後半のデューイ十進法の導入などの基礎がために始まり、世界恐慌の時代にも最良の資料を市民に提供するために、この職で尽力し続けました。
 

 
入り口正面に、現在の経済危機の中、大統領としての職務をいよいよスタートさせたオバマ氏のコーナーがあるのが、印象的でした。アメリカの多くの公共図書館でみられるコーナーですが、エレン・ゲイルの意思を静かに引き継ぐ図書館員が選び、ディスプレイしたのだと思うと、特別な意味があるように感じてしまいます。
  

 
未来を生きる子供たちの使う児童室は地下1階にあります。地下1階といっても、この図書館は斜面にたっているので、あかるい窓から光が入り、ライブラリアン手作りのディスプレイで飾られたたのしい雰囲気たっぷりの児童室です。たのしくたくさんお話をしてくれたので、記念に写真を撮らせていただきました。13年この部屋を担当し、今の部屋の選書から飾り付けまで、1人で切り盛りしてきたそうです。カウンターの右下に返却ボックスがあり、節約した時間分子供たちと会話を楽しんでいるそうです。
 

 

 

(右手前に見えるの教育用コンピュータゲーム。貸出し用) 
 
ミシガン川のほとりの北の大地の図書館。あたたかい図書館員に支えられ、ゆったりと進化しているように感じました。
 
写真スライドショー
 

 

2008/12/19

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図書館でGPSを借りて宝探しに出かけよう:ローリングメドーズ図書館の家族向けプログラム

図書館で借りられるものはもはや本だけではなく、図書館によっては、楽譜や地図、音楽CDや映画DVD、コンピュータゲーム、あるいはノートパソコンやプリンターやスキャナなど、様々なものを貸し出してくれます。イリノイ州にあるローリングメドーズ市にある公共図書館では、GPSの貸し出しをしています。

詳細はこちらから。
 
Rolling Meadows Adventure Pack
http://www.rmlib.org/adventure_pack.htm



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ローリングメドーズ市は、シカゴ国際空港のすぐ北西に位置する、人口約25,000人で、世帯数約9000のうち約3000世帯に18歳以下の子どもがいる街です。この街の公共図書館であるローリングメドーズ公共図書館が、ローリングメドーズアドベンチャーパックという、主に家族をターゲットにしたプログラムを開始しました。これは、図書館が、家族で地域のハイキングを楽しんでもらおうと、バッグパック、GPS、地域情報ファイル、データCD、ポータブルCD、双眼鏡のセットを貸し出すというもので、家族のふれあいや、子どもたちに地域のことをもっとよく知ってもらえること、GPSなどの新しい機械の使い方に慣れ親しんでもらうことなどを狙いとしています。

サービスのヒントとなったのは、2000年に米国で誕生したジオキャッシング。このジオキャッシングとは、GPSとインターネットを利用して地球規模で行われている宝探しゲームで、キャッシュと呼ばれる宝物を誰かが隠し、そのヒントや位置情報をジオキャッシングの公式サイトに掲載し、それを誰かが探しに行くというアウトドアゲームです。ここからヒントを得て、この図書館では、地域の歴史やトリビアをまとめた情報ファイルを作り、家族でハイキングをしながら探してもらうものにアレンジしました。

2008年ALA年次大会でたまたま担当者の図書館員のポスター発表を聞くことができました。図書館にとっても、地域のことをもっとよく知る機会になり、特に参加者から新たなトリビアやハイキングコースの案などが寄せられ、どんどん情報が集まる仕組みになってきたとうれしそうにお話されていました。ポスターセッションには、子どももプレゼンテーターとして参加し、熱心に、とてもわかりやすく説明していました。お話を聞いた時点では、200組の利用を目標に200個の素敵なプレゼントを用意しているとのことですが、夏が終わり果たしてプレゼントは売切御免となったのでしょうか。気になるところです。