詳細はこちらから。
"Web 2.0 Services for Smaller, Underfunded Libraries" (PDF - 2.67MB)
http://librarianinblack.typepad.com/files/web20servicesforsmallerunderfundedlibraries---canedinstitute2008.pdf
物理的な図書館の利用者は、少しずつしか増えていないのに対し、デジタルな図書館の利用者は劇的に増えており、
将来はこうなるので、
図書館はもっとオンラインサービスにフォーカスしていかなくてはならないそうで、Sarahさんおススメの、「ほぼどこの図書館でもできる」、ウェブ上でのプレゼンスを高める20のステップを紹介しています。宣言どおり、とくに目新しいものはないですが、具体的な優良実践事例のリストがあり、わかりやすいプレゼンファイルになっています。
レファレンスサービス
無料の同期型デジタルレファレンスとしてすっかり定着したIMレファレンスも、相変わらず利用拡大にむけて努力がつづけられており、Meeboのウジェットを図書館ウェブサイトに貼り付けてたり、高機能なTrillian Astraを使ったり、またスカイプを使ったビデオチャット(オハイオ州立大学図書館)などが始まっていることが紹介されています。(Googleのビデオチャットはまだ紹介されていませんが、どこかでもう使用事例はあるのでしょうか。)
Meeboのウィジェットの導入事例:Topeka & Shawnee County Public Library(画面右カラム真ん中あたりにウィジェットが貼り付けられています。MeeboではGoogle TalkやMSN、Facebookなどをまとめて管理できるので、利用者がどのようなチャットソフトを使っていてもIMレファレンスを提供することができます。)
延滞防止のためのアラートサービス
日本ではあまり知られていないですが、Library Elfというサービスがあります。図書館の利用者の中には、家族で何十冊もの本を借りている方もいますし、また自宅近くの公共図書館、勤務先のある地区の図書館、大学図書館、など複数の図書館を利用していて大変なことになっている方もいます。Library Elfはそんな方におススメなサービスで、登録しておくと、図書館の返却期限が近づくとメールやRSSで知らせてくれるサービスです。督促作業の負担の軽減のために多くの図書館がこのサービスをサポートしています。
そのほか、ブログ、オンラインブッククラブ、SNS、画像共有サイト、動画共有サイトなど、”定番”が紹介されています。日本の図書館の場合、自治体のフィルタリングソフトのせいでネットのサービスに自由にアクセスできないなどというところもあるので、「ほぼどこの図書館でもできる」というのはあてはまらないかもしれませんが。
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