シアトル公共図書館が10年間を費やしてきたリニューアルプロジェクト”Libraries for All”が2008年7月に終わり、その後9月に、プロジェクト終了を記念して、”Library Passport”という企画が始まりました。この企画は、改築された26の分館と本館のすべてを見てもらいたいとの狙いから行われたもので、全ての図書館を写真入りで紹介した記念パスポートを無料でプレゼントし、市民にスタンプラリーをしてもらうというものです。
12月、この企画をクールだ!と思い、全分館を1日で走って周ろうと企んだ男が現れました。雪などの理由のため予定を変更しましたが、それでも合計17館、50マイルを完走したそうです。
詳細はこちらから。
Marathoner runs 50 miles visiting 17 library branches in one day - in a snowstorm!
http://blog.webjunctionworks.org/index.php/2008/12/19/marathoner-runs-50-miles-visiting-17-library-branches-in-one-day-in-a-snowstorm/
ツワモノの名前はSam Thompsonさん。非営利団体に勤める28歳のウルトラマラソンランナーです。
トンプソンさんは、ある日、図書館パスポートの話を聞きつけ、"really cool"と思ったのだそうです。”図書館に通うのが好きです。図書館はすばらしい資源。僕の目標はみんなにわくわくしながら地域の図書館分館への訪問してもらうこと。(I love going to my library. It's such an incredible resource. My goal is to get people excited about visiting their local branch.)"と、このウルトラマラソンを敢行しました。
ところが、当日12月18日はあいにくの大雪。このためスケジュールよりも少し遅れてしまい、さらに分館が雪のために全ていつもよりもはやくに閉まってしまう事態になってしまいました。そこで予定を変更し、全部を周ることをあきらめ、さらに残りはスタンプのゲットをあきらめ証拠写真を撮るだけにしました。(彼のブログには雪の写真もアップされています。こりゃ無理です。)
結果、11館はスタンプをゲットしたものの、6館の分館はスナップ写真のみとなり、全部を周ることはできませんでした。それでも大雪のなか走破した距離は50マイル(80キロ)。ツワモノです。後日全てのスタンプをめでたくゲットしたようです。
参考
シアトル公共図書館、10年間のリニューアルプロジェクト“Libraries for All”が終了-建築デザイナーの記念講演も(CA-R)
http://current.ndl.go.jp/node/8809
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2009/01/05
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