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2009/01/05

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ワシントンD.C.公共図書館、図書館での居眠り規制を厳しく

ワシントンD.C.の公共図書館が、図書館での居眠りを禁止するルールと、かばん持ち込みを2つまでとするルールを提案しており、ワシントンポストライブラリージャーナルで取り上げられています。”誰にとっても居心地のよい空間”と”本来の目的で使われる”ことを目指す図書館の狙いに対して、ホームレス問題の活動家などから、ホームレスの人たちをターゲットにしたルールの強化ではないかと疑問の声が上がっています。

このルールに関する議論は綿々と続いてきているものですが、ワシントンポストに寄せられているコメントに気になるものがいくつかあったので、恣意的に織り交ぜて。

詳細はこちらから。

Comments on "Proposed Rules Would Ban Sleeping in Library"
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/12/28/AR2008122802176_Comments.html

Aさん。
DCPLでの居眠り禁止は新しい問題ではない。長年論議になってきたものだ。問題は、図書館員のどの程度がこのルールの適用に傾いているかだ。


Bさん。
図書館は居眠りする場所ではない。


Cさん。
私は他の大都市の図書館の図書館員です。私たちも居眠り全般に適用されるルールがあります(赤ちゃんの睡眠は例外です)。このルールにはいくつかの理由があります。1つめは、単なる居眠りなのか、ドラッグやアルコールのせいで意識がないのか、糖尿病性昏睡などの体調問題なのか、見分けるのは難しいことです。私たちはこのすべてに対処しなくてはならず、ドラッグの過剰摂取による死亡を確認したことも少なくとも1度ありました。2つめは、居眠りする人は自分の持ち物に注意を払い続けることができず、盗難にあうリスクが高いことです。私たちはバッグのサイズや持ち込むことのできるアイテムについてもルールがあり、これらは安全の観点から通路がふさがれないようするためです。これには車椅子やベビーカーには適用されませんが、バックパックやショッピングカート、自転車には適用されます。このようなアイテムを保管するためのロッカーがありましたが、ドラッグのドロップ場所として使われていることが発覚したので、撤去しなくてはなりませんでした。私たちは、ホームレスであろうとなかろうと、全ての利用者を歓迎します。私たちの目標は、安全で居心地のよいスペースを全ての人たちに提供することです。


Dさん。
図書館は私たちのもっとも重要な施設の1つ。彼らは、ブッシュ政権が絶対的に不適切な理由で市民をこそこそと調べる時代にあって、市民が十分な情報を利用したり娯楽に興じたりすることができるよう、価値のある-ある意味、英雄的な-機能を果たしている。
図書館は今の時代のもっとも偉大な英雄の1つ。彼らは個人の読書記録の提供に抵抗し、それに成功し続けている。
図書館はすべての人に開かれているけれど、でも寮ではない。疲れてしばらくの間居眠りすることもあるかもしれないし、赤ん坊はベビーカーの中で眠るものだろう。けれど、ホームレス問題と戦うものではない。その論争は国会や州議会、市議会の中で戦わされるべきである。図書館は図書館であらせてあげよう。図書館員、図書館職員の偉大な仕事に感謝。彼らは良くやっている。


日本では決して聞かれないコメントがたくさんです。それだけ社会も違い、図書館が果たしてきている役割も違うということでしょうか。
 

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